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お手入れのコツ


住まいのお手入れ
快適な住まいを保つには日頃のお手入れが大切です。家を美しく長持ちさせるお手入れ法やお手入れのポイントをご紹介しています。各部屋に関連するお掃除のコツがあります。

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■ 玄関まわり

玄関ドアのお掃除は?
「玄関はその家の顔」と言う人もいるくらい家の中で大切な場所です。来客があった時には家の第一印象が玄関でかなり違って見えるかもしれません。ドアの内側の普段の掃除はカラ拭きでOKです。外側は雨・風にさらされているため、砂・泥・ホコリが汚れとなって付着しています。おまけに凹凸の装飾や格子状の装飾があり、お掃除しにくい形状のドアがほとんどです。できるだけ簡単な方法で、月に一度の拭き掃除がおすすめです。

~軍手をぞうきん代わりにラクラク掃除~
方 法:
  1. ゴム手袋をはめ、軍手をその上にはめます。
  2. バケツの水に直接手を入れ、乾いたぞうきんで手を拭きます。これで固く絞った状態の軍手ぞうきんの出来上がりです。
  3. このまま拭き掃除をしていきます。平面の拭き掃除は手のひらを使います。軍手が汚たらバケツの中で洗い、同じ方法できれいな軍手ぞうきんをつくって拭きます。
  4. 拭き掃除の後は、乾いた軍手をはめてカラ拭きして仕上げます。
  5. 同様に、ドアフォン、表札周り、郵便受けなどもきれいにしましょう。

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■ 和室

和室の天井のお掃除は?
和室の天井は、木目模様の化学合板や杉、ヒノキなどの天然木で出来ています。どれも水拭きには向かず、ホコリ取りが基本です。手の届きにくい所だけにホコリもたまりがちですので、3ヶ月に1度は天井のホコリ払いを。ホコリ取りは化学はたきがあれば簡単に出来ます。換気をよくして、全体をまんべんなく掃除しましょう。

ふすまのお手入れ
◆普段の掃除
最近のふすまはビニールクロス製のものもありますが、ほとんどが紙製で水拭きが出来ません。普段のお手入れは、ブラシや化学はたきで上から下へ軽くなでるように、ホコリを落とします。枠の汚れは水拭きし、カラ拭きします。落ちにくいときは住居用洗剤で拭き、水拭き、カラ拭きします。

◆シミ汚れ
濡らして固くしぼった布で、軽く叩くようにして落とします。
  1. 住居用洗剤の薄めた液を少しつけ、シミ部分にトントンと軽く叩きます。
  2. シミ部分が薄まってきたら、乾いた布で軽く叩き、水分と洗剤分を取ります。
  3. あとはよく乾かします。

◆薄汚れ
ほんの少しの薄汚れは、画材用の練消しゴムで叩いて落とします。
  1. 練消しゴムをよく揉んで柔かくします。
  2. 汚れ部分をトントンと軽く叩きます。
<ポイント!>ふすま紙を傷つけるので、こすったり、強く叩いたりしないようにしましょう。

◆引き手まわり
引き手まわりは一番汚れています。ふすま本体と同様、軽く叩いて汚れを落とします。
  1. 住居用洗剤の薄め液を少しつけ、汚れた部分をトントンと軽く叩きます。
  2. シミ部分が薄まってきたら、乾いた布で軽く叩き、水分と洗剤分を取ります。
  3. あとはよく乾かします。
※お手入れの後、よく乾かしてから防水スプレーをしておきましょう。汚れ防止になります。また、次回のお手入れのとき、汚れが簡単に落ちます。

障子戸の普段のお手入れは?
障子のお掃除に「拭き」は禁物です。桟についたホコリはつい水拭きをしがちですが、水が桟に染み込んで、かえって汚れをつけてしまいます。障子紙にも水分が染み込み、シミの原因にもなります。普段のお手入れは、はたきや化学はたきで上から下へはたくようにしてホコリを落とします。

桟についたホコリは、不要になった筆で払い落とします。ストッキングを使って、ホコリ汚れを落とすこともできます。 不要になったストッキングを手にはめ、親指と人差し指で桟をつまみ、なぞっていきます。それでも落ちないホコリ汚れは、竹串でこそげ落とします。

畳と畳の縁の汚れ取りは?
畳全体の汚れ取りは、水拭きで水分をなるべく残さないように、ぞうきんは固く絞ります。また、水分を早く蒸発させるため、出来るだけ晴れた日に窓を開けて換気を良くしてから拭き掃除をしましょう。拭き掃除も一畳ずつ、奥から手前に畳の目に沿って拭きます。

あとはカラ拭きで仕上げ、良く乾燥させます。 畳の縁は、ぬるま湯に歯ブラシをつけて汚れた部分をこすり、固く絞ったぞうきんで汚れを拭き取ります。あとはカラ拭きして終わりです。

<ポイント!> ~畳の黄ばみはお酢で~
お酢を水で5倍に薄めた液を作り、固く絞ったぞうきんで拭き、そのあとカラ拭きをします。

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■ トイレまわり

便器についた黄ばみ・黒ずみは落ちますか?
便器のフチの裏側などは、飛び散った汚物が付着して、特に汚れがたまりやすいところです。洗い残しがあるとガンコな黄ばみや黒ずみになってしまいます。
方 法:
  1. 洗面器などにトイレ用中性洗剤を入れ、そこにトイレットペーパーを浸します。
  2. 汚れがひどい部分や、細かくくぼんだところに洗剤を浸したトイレットペーパーを貼り付けます。
  3. 3分以内にペーパーを外し、靴用ブラシでこすります。
  4. 内側は水を流して洗剤分を流します。外側は十分に絞った布で洗剤分を拭き取ります。

トイレタンクの水受けをきれいにしたい!
金属パイプやハンドルレバーの白濁り、サビにはクリームクレンザーと古歯ブラシでこすり取り洗いを水受けの黄ばみにもスポンジの不織布部分(固いほうの面)にクリームクレンザーをつけてこすり落とします。ジーンズの切れ端でもOKです。
汚れが落ちたら、タンクの水を流して、洗剤分や汚れを洗い流します。

トイレタンクの中は水あかだらけ!?
タンクの中は水あかで汚れています。半年に一度はタンクのふたを開けて柄が長いブラシで水あかをこすり落としましょう。

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■ キッチンまわり

シンクの水アカや白い点を落とす方法は?
シンクの汚れは材質上の問題だけではなく、水道水などの外的要因が原因で発生します。水アカや白い点が残るといった症状は、水道水中に含まれている塩素イオンや有機化合物(カルシウム、マグネシウムなど)がステンレス表面に付着している状態です。
方 法:
  1. スポンジにクリームクレンザーをつけて、ステンレスの研磨目にそって軽くこすります。
  2. 水で洗剤をよく洗い流しましょう。濡れたままにしておくと、表面のくもりの原因になることがありますので、最後に乾いた布などで水分を拭き取っておくと効果的です。
<ポイント!> から拭きをする前にサッとお湯を流すと水切れがよくなります。ただし、熱湯を流すのは排水口など樹脂製品を傷める恐れがありますので避けましょう。

気になる臭いをどうにかしたい!
シンクや調理台、ガス台のキャビネット内は環境条件によっては、湿気も臭いもこもりやすい場所です。臭いが気になる時は、原因を確かめて対処しましょう。

◆ こもった臭いの場合
中の物を取り出してキレイの掃除したら、消毒用エタノールをつけた布で拭きましょう。エタノールの殺菌・消臭効果でイヤな臭いもスッキリです。掃除のあとは中が乾くまで、しばらく扉を開け放しておきます。天気の良い日には扉を開け放して換気をしましょう。

◆ 下水の臭いの場合
下水の臭いがキャビネットの中にこもっているような場合は、防臭キャップがズレているか内部の排水経路での問題が考えられます。防臭キャップが正常にはまっているかを確認し、それでも異臭が直らない場合は購入店に相談しましょう。

拭いただけでは取れない五徳の汚れ、どうやって取ればいいでしょう?

◆ つけ置き法
  1. ポリ袋に五徳などの小物を入れ、浸かる程度にお湯をはります。そこに換気扇・ガスレンジ用のつけ置き洗剤を加え、1~2時間程度入れて置きます。
  2. 汚れが浮き上がってきたら、スポンジでこすって汚れを洗い流し、水分をよく拭きます。

◆ 湿布法
  1. キッチンペーパーかティッシュペーパーを五徳に巻きつけ、台所用中性洗剤を吹き付けてしばらく置きます。
  2. ペーパーで汚れをざっと拭い取り、ぞうきんで水拭きし最後に水分をよく拭きます。


グリルの焼き網や水入れ皿のしつこい汚れはどうすれば取れますか?
焼き網や水入れ皿の汚れは、魚や肉などを焼く時に落ちた脂などが固まったものがほとんどです。使用後にその都度掃除をし、定期的にグリルから取り出し、つけ置きしてきれいにしましょう。

グリルの臭いはどうすればとれますか?
リンゴやミカンの皮、または乾燥させたお茶ガラをのせて加熱すると、魚臭さなど嫌な臭いが消えます。加熱時間は5~10分ほどです。

冷蔵庫のお手入れは?
◆ 扉や外側の汚れを落とす!
  1. 台所用中性洗剤をスポンジや布に含ませて汚れを落とします。
  2. 仕上げに水拭きをします。

◆ 庫内の臭いやバイ菌をなくす!
  1. 大きなゴミを取り除きます。
  2. 棚など外せる部分は、外して水洗いします。
  3. 外せない部分は、水拭きした後エタノールをスプレーするか、染み込ませた布で拭きます。

◆ パッキンの黒ずみを落とす!
黒い汚れはカビです。重曹を少量の水で半練り状にし、それを綿棒や割り箸に布などを巻きつけたものに染み込ませ、黒ずんだ部分をこすり落としましょう。または、エタノールをスプレーしてから綿棒などでこすり落としましょう。エタノールはカビ防止にもなります。

蛇口まわりのおそうじは?
蛇口まわりは水あかがたまりやすく、白い輪じみだ出来やすいところです。
【用意する物】 古ハブラシ、クリームクレンザー、ボロ布や不要になったストッキング
  1. 古ハブラシにクリームクレンザーをつけて磨きます。特に水アカがたまった赤・黒部分はかき出すように念入りに。
  2. 蛇口の裏側の手の届きにくいところは、ボロ布を細くして巻きつけ、クリームクレンザーをつけてこすり落とします。
  3. 輪じみもボロ布にクリームクレンザーをつけてこすると取れます。洗剤の要らないミクロ繊維スポンジでも良いです。
  4. 後はきれいに洗い流して、水分を拭き取ります。

ゴミ受けの簡単つけ置き洗い!
排水口のゴミ受けの掃除を簡単にきれいにしましょう。
【用意する物】 ポリ袋、住居用洗剤(汚れがひどい時は酸素系漂白剤)、専用の古スポンジ、古ハブラシ
  1. ポリ袋に汚れたゴミ受けを入れて、そのまま排水口に入れます。
  2. 排水口に水と洗剤を入れ、ゴミ受けが水に浸るようにしてから袋の上を結び、しばらく置きます。
  3. ゴミ受けを取り出して、スポンジでこすりながら汚れを洗い流します。かごの目にこびりついた汚れも古ハブラシでこすれば簡単に取れます。
  4. <ポイント!>つけ置きなので、汚れが柔らかくなってお掃除がラク。後始末も袋を捨てるだけでOKです。
  5. 三角コーナーなどのキッチン小物も、この方法でポリバケツにポリ袋を入れ、水と洗剤を入れた後、口を結んでしばらく置けば同じようにつけ置きが出来ます。

床下収納庫をきれいに!
床に包装紙などを敷き、庫内の収納物を取り出して置いておきます。古くなった物は処分しましょう。
【用意する物】 掃除機、古ハブラシ、ボロ布
  1. 掃除機で庫無いのホコリを取ります。ふたの取っ手の溝、庫内の隅は古ハブラシを使ってホコリをかき出します。
  2. 薄めた台所用洗剤または住居用洗剤でボロ布を絞り、庫内を拭きます。
  3. 水で固く絞ったボロ布で水拭きします。その後、カラ拭きで仕上げます。しばらくふたを開けたままにし、十分乾燥させます。
  4. <ポイント!>お掃除の後、シリカゲル(お菓子などに入っている保存用乾燥剤)をストッキングなどにくるんで入れて置くと、庫内の湿気を防いでくれます。

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■ 洗面所まわり

排水口のヌメリや悪臭を防ぐには?
排水部分は水アカ・髪の毛などが表面を覆ってしまうと排水の詰まりや臭いの原因になります。こまめなお手入れで清潔に保ちましょう。
方 法:
  1. 週に一回は排水目皿・ヘアキャッチャー・防臭パイプ・封水筒を外してゴミを取り除き、歯ブラシやスポンジに浴室用中性洗剤をつけてこすり洗うようにしましょう。
  2. 排水口の内側もゴミを取り除き、届く範囲内を歯ブラシでこすり洗いします。
  3. 1ヶ月に一度は排水パイプ用洗浄剤を流して、排水管の奥まで掃除しましょう。お手入れが終わったら、各部分を元通りにしっかりと取り付けてください。

排水管が詰まってしまったら?
方 法:
  1. 排水トラップ内をチェックして、ゴミが詰まっていたら除去します。
  2. 排水目皿とヘアキャッチャーを外し、パイプ用洗浄剤を排水管内にふり入れ、コップ1杯の水を注いで一晩置きます。翌日、たっぷりの水で洗浄剤と汚れを一気に流します。

水洗や洗面ボールについたピンク色の汚れは?
水栓や洗面ボウル近くにできるピンク色の汚れは、バクテリアが原因です。
方 法:
  1. スポンジで軽く汚れを落とします。
  2. 汚れの部分にティッシュペーパーを敷き、浴室用中性洗剤を吹き付けパックします。
  3. 10~20分ほどしたらティッシュペーパーを外し、水拭きで洗剤分を取り除きます。
  4. から拭きして仕上げます。
  5. <ポイント!>人口大理石カウンターの場合は、カビ取り剤や漂白剤を使用すると品質が劣化する場合がありますので、使用は避けてください。

蛇口まわりのおそうじは?
蛇口まわりは水あかがたまりやすく、白い輪じみだ出来やすいところです。
【用意する物】古ハブラシ、クリームクレンザー、ボロ布や不要になったストッキング
方 法:
  1. 古ハブラシにクリームクレンザーをつけて磨きます。特に水アカがたまった赤・黒部分はかき出すように念入りに。
  2. 蛇口の裏側の手の届きにくいところは、ボロ布を細くして巻きつけ、クリームクレンザーをつけてこすり落とします。
  3. 輪じみもボロ布にクリームクレンザーをつけてこすると取れます。洗剤の要らないミクロ繊維スポンジでも良いです。
  4. 後はきれいに洗い流して、水分を拭き取ります。

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■ 浴室まわり

排水口のヌメリや悪臭を防ぐには?
排水部分は水アカ・髪の毛などが表面を覆ってしまうと排水の詰まりや臭いの原因になります。こまめなお手入れで清潔に保ちましょう。

方 法:
  1. 週に一回は排水目皿・ヘアキャッチャー・防臭パイプ・封水筒を外してゴミを取り除き、歯ブラシやスポンジに浴室用中性洗剤をつけてこすり洗うようにしましょう。
  2. 排水口の内側もゴミを取り除き、届く範囲内を歯ブラシでこすり洗いします。
  3. 1ヶ月に一度は排水パイプ用洗浄剤を流して、排水管の奥まで掃除しましょう。お手入れが終わったら、各部分を元通りにしっかりと取り付けてください。

排水管が詰まってしまったら?
方 法:
  1. 排水トラップ内をチェックして、ゴミが詰まっていたら除去します。
  2. 排水目皿とヘアキャッチャーを外し、パイプ用洗浄剤を排水管内にふり入れ、コップ1杯の水を注いで一晩置きます。翌日、たっぷりの水で洗浄剤と汚れを一気に流します。

湯あかがついてしまったら?
湯あかの正体は、石鹸カスや水に含まれているカルシウム、体の皮脂や老廃物、ホコリなどの汚れが結合したもの。これが水面と浴槽の接する部分(喫水線)に付着してこびり付いてしまうのです。
方 法:
  1. スポンジに浴室中性洗剤をつけて、円を描くようにこすり洗いします。
  2. それでも汚れが落ちない場合は、5~10分洗剤を染み込ませたペーパータオルを貼りつけておきます。
  3. 汚れが浮いてきたらスポンジでこすり洗いをして、洗剤が残らないよう水でよく洗い流し、最後に乾いた布で水分を拭き取ります。
<ポイント!>洗剤では落ちないガンコな汚れには、歯磨き粉や研磨粒子が非常に細かいクリームクレンザーをつけたスポンジで軽く磨いてみましょう。

コーキングに頑固なカビが発生してしまったら?
浴室の目地や浴槽と壁との接合部などに使用されているシリコンコーキング。カビの発生を防ぐには、日頃のお手入れと換気が大切です。コーキング自体にカビが発生するのではなく、表面に付着した汚れにカビが繁殖するのです。
方 法:
  1. 1.浴室用中性洗剤をつけた歯ブラシでこすっても落ちない場合は、市販のカビ取り用洗剤をかけて30分ほど放置します。
  2. 2.水で洗剤を十分洗い流してから、水分を拭き取ります。
<ポイント!>市販のキッチン用殺菌スプレー(まな板などに使用するもの)を時々スプレーしておくと、カビが発生しにくくなります。

浴室暖房乾燥機のお手入れは?
◆ 本体・外装・吸気グリル
柔らかい布でカラ拭きします。汚れがひどい時はよく絞った布で拭くか、台所用中性洗剤を布に少しつけ、拭き取った後、水拭きします。

◆ エアフィルター
掃除機でゴミやホコリを吸い取ります。汚れがひどい時は台所用中性洗剤で水洗いし、日陰で十分乾かしてから取り付けます。

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■ 窓・網戸

窓ガラスの掃除―基本テク・新聞紙を使って―
窓ガラスの汚れは、外側は泥や排気ガス、内側はホコリ・油・ヤニ・手垢によるものです。窓磨きは曇りの日が最適です。窓についた汚れが、湿気を吸収してゆるむため汚れが落ちやすくなります。晴れていると洗剤や水分が乾きやすいので跡が残ってしまいます。
【用意する物】 新聞紙、バケツ1杯のぬるま湯
方 法:
  1. 汚れのひどい外側から始めます。内側を後にしたほうが、外側の拭き残りのチェックが出来ます。
  2. 新聞紙を丸め、水をたっぷりしみ込ませて上から下へジグザグに拭きます。周りのサッシ枠も上から下へ拭きます。サッシレールの溝幅に合わせて、新聞紙の先を細めたものでレールにたまったホコリやゴミ、水分も一緒に拭きとってしまいます。
  3. 乾いた新聞紙を丸め、円を描くように上から下へ拭きます。
  4. 内側のガラスも同様に拭きます。油汚れやタバコのヤニ、手垢がひどい時は、台所用クリームクレンザーをスポンジに少しつけてこすって落とします。

網戸の掃除の簡単な方法を教えて!
夏場、虫やホコリの侵入を防いでくれる網戸は、汚れやすく傷みやすいものです。月に一度のお手入れを心がけましょう。網戸のお掃除はホコリ取りと汚れ落としが基本です。月に一度のホコリ取りだけで、ずいぶん汚れの付き方が違います。
方 法1 :~簡単にホコリを取りたい!~
  1. 網戸の片面に新聞紙を広げてガムテープで固定します。
  2. 掃除機で一気にホコリを吸い取ります。

方 法2 :~網戸を外さず、汚れを落としたい!~
  1. 網戸の片面に新聞紙を貼り付けます。
  2. 反対側から洗剤スプレーを吹き付けて、新聞紙を湿らせます。
  3. しばらくおくと網戸の汚れが浮き出てくるので、柔かいブラシでこすると汚れが新聞紙について網戸はきれいになります。
<ポイント!> ブラシであまり強くこすると、網がたるんでしまうので気をつけましょう。

方 法3 :?もっと簡単な方法で網戸をキレイにしたい!~
雨の日に、網戸を外してベランダの手すりに立て掛けておくだけ。あとは雨が汚れをキレイに洗い流してくれます。ただし、風の強い時には向きません。

障子戸の普段のお手入れは?
障子のお掃除に「拭き」は禁物です。桟についたホコリはつい水拭きをしがちですが、水が桟に染み込んで、かえって汚れをつけてしまいます。障子紙にも水分が染み込み、シミの原因にもなります。 普段のお手入れは、はたきや化学はたきで上から下へはたくようにしてホコリを落とします。 桟についたホコリは、不要になった筆で払い落とします。

ストッキングを使って、ホコリ汚れを落とすこともできます。不要になったストッキングを手にはめ、親指と人差し指で桟をつまみ、なぞっていきます。それでも落ちないホコリ汚れは、竹串でこそげ落とします。

すだれをきれいに!
すだれは、ビニール製、竹・葦など天然素材のものがあります。どの素材のすだれも壊れやすい構造なので、丁寧に取り扱いましょう。固いタワシでゴシゴシこするのは厳禁です。また天然素材は水気を嫌うのでご注意を。
【用意する物】 掃除機又はモップ、雑きん、古ハブラシ、タワシ、ホース、バケツ
方 法:
  1. 床に包装紙などを敷き、すだれを広げます。
  2. 掃除機のノズル又はモップ等でホコリを取ります。
  3. すだれを浴室など水が流せる場所に運び、広げて水をかけます。
  4. 薄めた住居用洗剤をタワシにつけながら軽くこすります。
  5. 立てた状態でホースで水をかけて洗い流します。さらに丸めて立てたままトントンと打ち下ろして水切りをします。
  6. 広げて乾いた雑きんで水気を拭き取り、陰干しします。

ブラインドのお手入れ方法は?
ブラインドは取り外して洗剤洗いするのが理想的ですが、洗い場の問題や外したり取付けたりするのがちょっと面倒です。そこで、使用したままの状態でお掃除する方法をご紹介します。 手を切らないよう、必ずゴム手袋をして行って下さい。
【用意する物】 雑巾、住居用洗剤、ゴム手袋
方 法:
  1. ブラインドを下まで下ろし、羽根を横向きにします。
  2. 雑巾でホコリを取ります。
  3. 住居用洗剤を薄め、雑巾を浸して固くしぼります。
  4. 羽に沿ってヒモが切れないよう、雑巾で軽く拭いていきます。力を入れすぎないよう注意して下さい。この時、雑巾は常にきれいな物、きれいな面を使うようにします。
  5. 表面が終わったらブラインドを裏面に返して同じように拭きます。ヒモの部分は、雑巾で挟むようにして汚れを拭き取ります。
  6. 最後に水で固く絞った雑巾でもう一度残った汚れや洗剤分を拭きとっておきます。

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■ 家電

冷蔵庫のお手入れは?
◆ 扉や外側の汚れを落とす!
方 法:
  1. 台所用中性洗剤をスポンジや布に含ませて汚れを落とします。
  2. 仕上げに水拭きをします。

◆ 庫内の臭いやバイ菌をなくす!
方 法:
  1. 大きなゴミを取り除きます。
  2. 棚など外せる部分は、外して水洗いします。
  3. 外せない部分は、水拭きした後エタノールをスプレーするか、染み込ませた布で拭きます。

◆ パッキンの黒ずみを落とす!
黒い汚れはカビです。重曹を少量の水で半練り状にし、それを綿棒や割り箸に布などを巻きつけたものに染み込ませ、黒ずんだ部分をこすり落としましょう。または、エタノールをスプレーしてから綿棒などでこすり落としましょう。エタノールはカビ防止にもなります。

電子レンジの掃除のコツ!
◆ ながら掃除で汚さない
チンした後は、必ず拭き取るのが汚さないコツ。使用後は回転皿をはずし、湿気のある温かいうちにふきんで湯拭きするだけで十分です。普段のお手入れは、超極細繊維のスポンジで水に濡らして拭くだけで、簡単にきれいになります。

◆ ひどい汚れはふやかす!
汚れがひどい時は、水がしたたる程度に軽くしぼったふきんをレンジの中に入れ、2分ほど加熱して、水蒸気で内部を蒸らします。水蒸気で汚れがふやけているので、レンジの中のふきんを固くしぼって拭き取ります。ふきんは熱いので気をつけましょう。
それでも落ちないときは、台所用洗剤を薄めた液をつけたふきんでこすり落とし、湯拭き、から拭きします。回転皿と回転網は台所用洗剤を薄めた液につけおきして汚れを落とします。

◆ 外側のしつこい汚れは、ラップとキッチンペーパー
扉の内外のガラス窓についたしつこい汚れや、外側上部のホコリと油分のコテコテ汚れには、ラップとキッチンペーパーを使います。キッチンペーパーに台所用洗剤の薄めた液をつけて汚れ部分にあてます。その上にラップをかけて5分ほど放置します。
あとは湯拭きして汚れを落とし、から拭きします。スイッチの汚れも台所用洗剤の薄めた液を使い、ふきんを固くしぼって拭き取り、湯拭き、から拭きで仕上げます。

◆ レンジ下もきれいに
電子レンジを移動させると、下にホコリ・食べ物カス・油分汚れなどがついています。ここも忘れずに汚れを落としましょう。まず、キッチンペーパーを水に濡らして、ホコリ・食べ物カスなどを拭き取ります。
<ポイント!>しょう油やソースの汚れがこびりついている時、薄め液では力を入れながら何回も拭き取らないと落ちないことがあります。原液をつけると良く落ちますが、泡やヌメリが出るので拭取りをしっかり行う必要があります。

暖房器具は2週間に1度はお掃除しましょ!
真冬は毎日暖房器具が大活躍。そのまわりで動き回るため、ホコリ・汚れもいっぱいです。ついつい忘れがちな暖房器具のお掃除は、放っておくと火事の原因になります。
◆ 電気蓄熱暖房器
乾いた布で拭きます。汚れがひどい時は固くしぼった布で拭きとって下さい。吸入・吹出口にホコリをためないように、こまめにお掃除して下さい。

◆ 電気ストーブ
電気ストーブは反射板が汚れていると熱効率が落ちます。
  1. 発熱管と両方の端子部分は、カラ拭きします。汚れがひどい場合は、クリームクレンザーを古ハブラシ又はスポンジにつけて汚れを取った後カラ拭きします。
  2. 本体の汚れは、住居用洗剤を薄めた液にぞうきんをつけて、固くしぼり汚れを拭き取ります。そのあと水拭きし、カラ拭きします。

◆ 石油ストーブ
石油ストーブには、石油の油分に綿ボコリがくっついてこびりついています。
  1. 全体のホコリ汚れを取り除きます。
  2. 水拭き、カラ拭きの手順です。汚れのひどい時は、油分を落とす台所用の洗剤をつけて拭きましょう。
  3. 燃焼部の網など細かい部分のホコリ取りは、割り箸の先に布を巻きつけて(又は綿棒で)ホコリを取り除きます。
  4. 燃焼部のガラス筒、反射板などの黒ずみなど、ひどい汚れはぞうきんに台所用洗剤をつけて拭き、汚れを落とした後水拭き、カラ拭きしましょう。

◆ ファンヒーター
石油ファンヒーター、ガスファンヒーターのお掃除のポイントは空気の取入口と出口です。
  1. 取入口のフィルターは掃除機でホコリを吸い取り、住居用洗剤を薄めた液にぞうきんをつけて固くしぼり、汚れを拭き取ります。後は水拭き、カラ拭きします。
  2. 温風出口は掃除機でホコリを取ってから、取入口と同様に汚れを拭き取ります。
  3. 溝の黒ずんだ汚れには、割り箸の先に布を巻いて輪ゴムでしばり、洗剤をつけて汚れをこすり落とします。
  4. 網のようになっていたり、凹凸野ある細かい部分は綿棒に洗剤をつけて汚れを落とします。
  5. 本体は水拭きした後、カラ拭きします。

炊飯器のお手入れしてますか?
◆ 外わく・外ぶた・つゆ受け枠
よく絞った布で拭きます。汚れのひどい時は、台所用中性洗剤を浸した布で汚れを落とした後、洗剤分を十分拭き取り、最後にカラ拭きします。

◆ 炊飯釜・内ぶた・しゃもじ
使った後は取り外して、スポンジ等で洗いましょう。
※フッ素加工釜は塩や調味料を使った時は、すぐ洗いましょう。酢は使わないで下さい。

◆ バーナー・センサー部
バーナーがつまった時は、針金や柔らかいブラシで取り除きます。センサー部の汚れが目立ち始めたら、細目のサンドペーパー(目の粗さ400番程度)で表面にキズがつかない程度に軽くこすって下さい。
<ポイント!>もしイヤな臭いがついたら、炊飯釜に軽量カップ1~2杯の水を入れ、通常炊飯するように自動消化するまで煮沸します。その後、炊飯がま・内ぶたを水洗いします。消化直後は高温のため、取り扱いに注意してください。

エアコンのお手入れはホコリ取りがポイント!
◆ 本体
化学モップでホコリ取ります。

◆ 上部
ホコリが水分と混じり、固まって汚れとなってこびりついています。薄めた住居用洗剤に雑巾をつけて固く絞り、汚れを拭き取ります。あとは水拭きし、カラ拭きします。

◆ 吹出口・吸込口の溝
割り箸の先に布を巻いて輪ゴムで縛ったもので、ホコリを取り除きます。汚れは洗剤をつけてこすり落とします。

◆ エアフィルター
取り外してホコリを取り除きます。新聞紙を敷いてフィルターを置き、掃除機で網目を傷つけないようにホコリを吸い取ります。フィルターが弱い場合は、掃除機のパワーを「弱」にして丁寧にホコリを取りましょう。汚れがある場合は、住居用洗剤を薄めた液に雑巾をつけて固く絞り、フィルターをたたくようにして汚れを拭き取ります。タオルで水気を取り、陰干しして乾燥させてから本体にセットします。

◆ 空気洗浄フィルター・脱臭フィルター
消耗品なので交換式です。取り替えないと性能が低下したり、臭いが発生したりします。交換の目安は空気洗浄フィルターは3ヶ月に1回、脱臭フィルターは半年に1回です。

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■ 床・畳

自然素材で床のワックス掛け!
米ぬかで床磨き、というのは昔からの知恵でありますが、同じ効果がとぎ汁にも。とぎ汁に浸した雑巾で床を拭くだけで、米ぬかの成分が床に膜をつくり、ワックスの効果があります。二度拭きしなくても床がツヤツヤで、ワックスのような臭いも残らず体にも安全です。
廊下の雑巾掛けには、時々古くなった牛乳を使うとくすんでいた廊下が、とてもきれいになります。 古い牛乳は汚れを落とす効果があり、それに脂肪分が含まれているからツヤ出しにももってこいです。

畳と畳の縁の汚れ取りは?
畳全体の汚れ取りは、水拭きで水分をなるべく残さないように、ぞうきんは固く絞ります。また、水分を早く蒸発させるため、出来るだけ晴れた日に窓を開けて換気を良くしてから拭き掃除をしましょう。拭き掃除も一畳ずつ、奥から手前に畳の目に沿って拭きます。 あとはカラ拭きで仕上げ、良く乾燥させます。 畳の縁は、ぬるま湯に歯ブラシをつけて汚れた部分をこすり、固く絞ったぞうきんで汚れを拭き取ります。あとはカラ拭きして終わりです。
<ポイント!> ~畳の黄ばみはお酢で~お酢を水で5倍に薄めた液を作り、固く絞ったぞうきんで拭き、そのあとカラ拭きをします。

畳の普段の掃除は?
畳は水分が苦手です。水分がつくと、汚れがつきカビも発生します。毎日のお掃除は掃除機かけをします。畳の目に沿って、一畳ずつ奥から手前に後ずさりでかけます。ゆっくり歩く速度で、ヘッドを前後に動かさずそっとホコリを取るような気持ちで使いましょう。週に一度はカラ拭きをしましょう。

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